【アニマル・プラットフォーム】
「プラットフォーム」と言う言葉から、あなたは何を感じますか?
もしかして、「夜明けの停車場」?それとも、「経由地」のようなもの?
本来は、「共通の土台(基盤)となる標準環境」を指す言葉で、主にビジネスや教育上で使用される言葉です。
「アニマル」はご存じの通り、「動物」を意味します。
このページでは、「動物福祉」をメインに書いた記事をご紹介しようと思います。
何故、「動物福祉」なのか。
個人的な理由はともかく、最初は、今現在の日本が動物愛護に関わる精神的なこと、物理的なこと、全てにおいて世界より、特にアメリカ、ヨーロッパに後れを取っていると認めざるを得ない状況があることを憂えて、動物福祉を考え始めました。
そして、2019年に改正された日本の動物愛護法の実施が、2022年6月から始まったことを機に、改めて動物と人間の共存のために、何が出来るかを考えるために、このページを立ち上げた次第です。
【ワンウェルフェアと言う考え方】
これは昨今起こった、動物愛護に関わる人たちから起こった理念で、「保健問題に関しては人間と動物を分けて考えることは難しく双方の健康が連動している状況にある」と言う考え方です。
まず最初に、人間の健康と福祉に関わる専門団体や、動物関係者の間で起こった、「ワン・ヘルス」が始まりでした。
つまり、人間の心のケアには、動物たちが深く関わっており、そのことを無視するわけにはいかないとし、そこからさら進化した考え方が生まれました。
「全ての生活の質や心身の幸福感、健康に、人にも動物にも大切なことであり、さらに、両者に連動しているという概念」
これを「ワンウェルフェア」と言い、今や世界中の先進国で関心が高まっています。
例えば、残虐犯罪の裏には動物虐待の痕跡があったり、大量消費される畜産動物たちに使用される様々な薬剤は、結果的に人体に影響を及ぼしたり、逆を言えば、アニマル・セラピーや、単純に家庭で飼われているペットたちによって癒されている人間たちの心身があります。
こう考えれば、動物と人間は切っても切れない関係あり、共存を余儀なくされてる状態なのです。
更に大きな問題は、その犠牲が動物たちの方に多くあることです。
毛皮、肉食、動物実験等、私たちが関わる全てのことに、動物の犠牲があると言っても過言ではありません。
この地球で、人間が生きていくためには、どうしても多種の力を借りないといけないのです。
しかし、多種生物はそうではありません。
それぞれが、生きていく術をちゃんと持っており、食物連鎖以外は、他の種を頼ることをしないでも生きていけるのです。
子供を作る以外何もできない私たち人間と言う種は、心から感謝しつつ、多種の肉を食べ、毛皮を取り、心をいやしてもらう必要があります。
しかも、その搾取は「必要最低限」のものでなければいけません。
今一度、人間と多種の生物、動物に限らず、植物、自然環境について考えてみませんか?
もしかしたら、「考えること」が、今の人間に一番足らないことかもしれません。
このページの表題「アニマル・プラットフォーム」は、全ての生き物と人間が、よりよい共存をするための土台になりたいと言う願いを込められています。
地球本来の美しさを取り戻すためにも、動物である人間が、どう多種と生きていくべきなのか。大きなテーマを掲げているのです。
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